平成24年8月吉日
目標を持って前に進もう
弓道部コーチ(第7代主将) 二見 富士夫

今年も恒例のOB交流射会を開催する時期になってきました。
今年の射会には加藤監督が健康上の理由で参加されないことが残念でありますが、こうして東京都市大学弓道部のOB・OGと現役部員の方々が、親しく射会を持つことができることは、誠に喜ばしいことであります。

小生自身も退職後にコーチとして専念し始めてから約3年となり、お陰様で人生の第二のライフスタイルも漸く確立してきた感があります。
約40年前に弓道部を巣立つ時には、この様な形で古巣に戻る事が出来るとは、全く予想だにしていませんでした。
勤務先の都合などで、途中、数回のブランクはあったものの、色んな形で弓道部と繋がってこれたことは、周りの方々の理解と協力があったことと感謝しております。

ところで、当部もいよいよ創部50周年を迎える時期に来ております。
皆さんが継承・育成してきたこの弓道部が、半世紀を経た現在でもなお、体育会の中でも最大の部の一つとして活動し続けていることは、何と素晴らしいことでしょう。
総合大学となった最近では、工業大学の頃に比べ女子部員も増え、和気あいあいとした華やかな中にも、凛然とした雰囲気が漂うようになってきております。
望むらくは、男子・女子の現役部員全員が、目標を高く掲げて更なる修練を積み、的中を向上させることで、戦績の面でも内外に勇名を轟かせて欲しいものです。
そのためには、小生自身、コーチとしてその役割を一生懸命に全うする所存です。
OB・OGの方々におかれましては、色んな形でのバックアップとご指導を、今後ともよろしくお願いいたします。

本日の交流射会が、OB・OGの皆様には、青春の一時期、目標に向かって純粋に燃えることができた、あの古き良き時代を思い起していただく契機となり、現役の学生諸君には、先輩達の射と体配の中に、現在にも繋がる綿々とした当部の伝統を感じる良い機会となるとなれば幸いです。